HSK6級からHSK9級に変更!?HSK試験アップデートするのか!?
HSKが6級から9級に変わるって聞いたのですが、
なにがどうなってしまうんですか?今までの勉強は無駄になったりしないか心配です。
HSKが第2次改革をするとのことですが、現在ある情報でできるだけ解剖していきたいとおもいます。
HSK6級からHSK9級に変更!?HSK試験アップデートするのか!?
ここ最近、Twitterにて中国語学習者の間でざわついている、HSKが第2次改革をしてHSK9級が最高難易度になるとの情報が巷に出てきました。
気になる点は、まだ日本語のサイトなどにて正式な発表が確認できない点です。
上記を念頭に、いまある情報で、自分の方でまとめたので解剖していきます。少しづつみていきましょう。
HSK6級からHSK9級にレベルが変わったらどうなってしまうの?
中国語の検定であるHSKは1回改革がありましたが、現在受けられているHSKでは最高級がHSK6級となっています。
上記の通り、現在受けられている試験では、HSK1級が1番易しく、HSK6級が1番難しい、上級の試験となっています。
そして下記が今回、改定されると言われいてるHSKのレベル別の表です。
初等、中等、高等で3段階で1-9級までのレベル分けとなっています。中国語学習者界隈では以下の様にTwitterでざわついています。
ティエンさん、えーやさん、Twitter勝手ながら引用させていただいてすいません。
それでいつHSK9級に変更になるの?
情報がこちらの中国語の記事のみとなり、あまりにも出回っている情報が少ない状況です。すみません、結論としては2020年5月22日現在、私にはわかりません。ただ、こちらの記事が出てきてきているので、あくまでもでている記事が正しいという前提で、どんな変更が行われ、今後どうなるのかをみていきましょう。
こちらのいまある情報でもいつから改革が実行されるのかなど発表はありません。日本の公式サイトでも試験が改革される発表もありません。しかしまだまだ先の話しになるのか、もしくはすぐに改革されるのか。いずれにしてもHSKは以前にも改革されたことがあるので、今後試験が変わっていく可能性は完全には否めないでしょう。
HSKの歴史
1,0ステージ
1984年に、留学生の中国語力を測るための試験で設立。1990年に正式に中国国内にて開催。翌1991年から、世界各国で実施。( 当初のHSKは、主に中国への留学生のために設計され、試験内容も言語知識の測定を中心とした難易度の高いものだった)
1997年に『HSK(基礎)、HSK(初、中等)、HSK(上等)3等級11段階のテスト構成が確立』 HSKは中国語を母国語としない方の中国語能力を測る基準と規定、中国国家級の試験に成る。 2003年、HSKの試験は海外29カ国46カ所で実施、受験者数は26,000人を超える人が受験。
1,0ステージのHSKレベル
HSK1-3級 | (基礎レベル) |
HSK3-8級 | (初級-中級レベル) |
HSK9-11級 | (上級レベル) |
当初1.0バージョンのHSKはかなり激むずだったとのこと。一般学生では、6級か8級は超えられなかった。10級に合格する人は、もはや天の人と言われるくらいの難易度だったそう。当初HSK8級を持っていることは韓国人のためのSAMSUNG、LG,SKなどの大企業の門を鳴らすための1つの武器になった。
2,0ステージ(新HSK/現在のHSK)
2004年、中国語に対する熱が上がっていた。海外での中国語学習者を助けるため、更に中国語学習を改善するために孔子学院が設立されました。孔子学院による、中国語学習者に対する中国語指導かつ、外国の中国語指導状況を調査、2010年新HSK設立。(現在受けられているHSK)
新HSKの4つのポイント
- あらゆるレベルの学習者に対応できるよう、学習者中心とした理念を確立。
- 3等級11段階から6級までに変更。試験をより緩やかなレベルに調整。1級で要求される語彙力は150字ほど。
- 中国語を使用し、より現実的で実践的なテーマに変更。2014年、中国でHSK標準カリキュラム出版。世界で150万人以上が使用。
- 試験サービスを向上。試験への応募、試験成績確認方法などをよりわかりやすくするための改革。ネットが試験40%越え。
改革して10年以上を超えて、2019年現在だと、世界150か国で1229か所でHSK試験を受ける場所があります。2019年現在で80万人以上が受験。
2,0ステージのHSKレベル
現在は上記の通り、HSK1級ーHSK6級までのレベルに構成されている。HSK1-3などは漢字に親しみのある日本人ならなんとなく読めちゃう内容です。HSK4級とかも漢字だけで意味が推測できるレベルの単語が多いです。1,0ステージの試験を受けたことがないですが、2.0ステージHSKでは、各段に受験生に優しくなった試験なのではないでしょうか。
3,0ステージ
CEFR(言語の習得状況を評価するために考案されたすべての言語に共通のレベル設定がわかる測りみたいなもの),ACTFL(外国語教育に関するすべてのレベルの教育におけるすべての言語の教育と学習の改善と拡大を目的とするアメリカの組織)、これらのこのトップレベルの測りを意識した設計をしないといけないと考える人々が増加。2015年から孔子学院の専門家と中国国家の支持のもと,5年かけて“汉语水平等级标准”が誕生。
主に3つのポイント
- 中国語学習者の中国語能力を測るために、中国語の独特性、音節、漢字、文法、語彙を体系化。
- 中国語のレベルを初級、中級、上級の3つに分ける慣例、国際外国語基準である、CEFR,ACTFLも言語能力を3段階で設定している。海外基準に合わせて、3,0ステージHSKも3段階、9等級に分けられる。HSK7-9級の語彙力の要求が大幅に増加。
- 言語量、言語コミュニュケーションレベル、話のトピックの3つの言語レベル+リスニング、スピーキング、ライティング、リーディング、翻訳の5つを組み合わせて全体的に、体系的にレベルを測っていく試験になる。
3.0ステージのHSKレベルでは、試験は高得点で、上級保持者でテストできるけど、話せない、書けない、などの弱み、言語に対する5つの読み、書き、話し、聞く、翻訳などができない人がなくなるような、全体的な中国語に対するレベルを測れる試験になるとのこと。より、ステージ2,0のHSK試験より、実践的に中国語が使用できるレベルが測れるのではないかということです。ここでは、以前の2,0ステージのHSKより3.0ステージHSKの7-9級が難しくなり試験で求められる語彙量が更に増えることがしめされています。
まとめ
結果的に次の改革がもし行われるならば、現在のHSK6級の試験勉強をするよりも多くの語彙量が求められるとのことです。より一層中国語を体系的に、身に着けていかないといけなくなるかもしれませんね。もっと中国語磨いていきます。試験だけ高得点、高い級を持っているだけでなく、中国語の実践レベルを身に着けて、中国語がほんとうの意味で使える人材が求められるのですね。まだまだ3,0ステージのHSKについては情報が少ないので今後の動向に注目していきたいですね。
現在のHSK試験もまだまだいつ改革されるかわからないので、従来通りにいまできる勉強をしていきたいですね。
現在ある情報では、
とのことで最新情報を頂いています。
亚克西(・ω・)b
@yunho_yaxiさん情報提供ありがとうございます!
今後もHSKの動向に注目です。
HSK受験級の改定についてです。
— HSKネット試験事務局 (@hsk_wangkao) June 17, 2020
今後も最新情報があり次第、お知らせします https://t.co/gTNA6NCzTr
2,0ステージのHSKの対策をいましっかり身に着け、中国語の実力を少しづつ身に着け、3.0ステージHSKになっても試験で怖じけないレベルを今のうちに身に着けていきたいですね!まだまだ中国語マスターになる道ノリは長いと思い知らされました。一緒に楽しく中国語の真の実践力を身に着けていきましょう。
HSK1-4級までの基礎単語で基礎力を身に着けておけば、新しい試験になっても単語事態がすべて変更するとは考えられにくいので、中国語の基礎単語を今からつけておけば、焦らずに新HSKにバージョンアップしても対応していけるでしょう。
こちらが、HSK初心者向けにまずは、履歴書に書ける最低ラインであるHSK4級の学習の始め方を掲載しています。☟
https://honchablog.com/2020/04/30/language-hsk-how-to-start
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というわけで以上です。
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