HSK4級学習の始め方 3か月で達成可能【完全初心者向け】

HSKの学習を始めようと考えている人「HSKの学習の始め方を知りたい。これからHSK資格取得に向けて頑張りたいけど、いったいどこから手を付けたらいいんだろう…。頑張りたい気持ちはあるけど、手順がわかりません。具体的な方法を教えてください。」

 

こういった疑問に答えます。

 

 本記事のテーマ

【完全初心者向け】HSK4級の学習の始め方【3ヶ月で達成できます】

 HSK学習の始め方

  • ①目標設定:HSK4級のレベルと、求められる中国語力を確認する
  • ②個人能力確認:HSK4級対策開始時の私のレベルを確認する
  • ③基礎理解:そもそもHSKってなに?
  • ④学習手順:基礎学習→実践問題
  • ⑤実践練習:就職 or フリーランス独立

 

 記事の信頼性

記事を書いている僕は、中国語学習、HSK学習歴1年ほど。
現在はHSK5級保持者。HSK6級取得に向けて学習中。

※2021年現在hsk6級取得済み

» 参考:日中ハーフとしての生き方?日中ハーフの語学力について【実体験】

 

 読者さんへの前置きメッセージ

本記事では「これからHSK学習を頑張りたいけど、どこから手をつけていいか分からないよ」という方に向けて書いています。

「HSK4級に合格したい!」と考えている方は是非参考にしてみてください。

 

この記事を読むことで、「HSK学習の目標設定、具体的な始め方、その後のキャリア」までをイメージできるようになります。

 

「中国語って難しいな」と感じていた僕を救ってくれたのがHSKの勉強と実際に1年弱でHSK5級まで取得できたことによる自信です。 控えめに言って、HSK学習を始めることによって中国語に対する難しいなという印象が変わったこととHSKに感謝の気持ちを込めつつ、記事を執筆します。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

①目標設定:HSK4級のレベルと、求められる中国語力を確認する

 

目標設定は、「HSK取得して中国と関係のある仕事をするんだ」などで良いと思います。

 

すでに目標が明確ならそれでOKですが、僕が思うに「HSKは自分の中国語能力に対する肩書きを取得すること」なので、基本的な考え方としては「HSKというツールを使って、中国語に対する難易度をさげよう」というような感じでいいかなと思います。

 

目標レベル:まずはHSK3級

ここは断言しますが、HSK3級を取得することは「簡単」です。特に日本人で漢字に日頃から触れているのであればなおさらです。

 

 HSKで「3級を取得する」ことが簡単な理由

参考までに、下記の情報を貼ってみます。

HSK

例えば上記の「HSK公式ホームページ」の情報だと、HSK3級だと必要な単語数で600語くらい。僕は経験年数1年ですが、これなら2-3週間で学習できるレベルだと思います。

 

HSK値段

また「HSK公式ホームページ」とかだと、HSK3級受験するために6160円です。資格を投資して取得すると考えればお手頃です。

 

こんな感じでして、実際かなり取得しやすい資格です。

 

なお、世の中にはHSK以外にも中国語の試験は多種多様でして、中国語の語学力があがればあがるほど、企業が自分たちに対する目を仕事の幅も広がります。

 

僕の周りだと、中国語一切勉強せずバイリンガルでHSK6級保持者や、HSK受けたことなくても中国語ペラペラに話せる日本人もいます。たぶん、普通の中国語初心者や語学勉強し始めたばかりの方とかが聞いたら、わりとビビるはずです。でも、これが中国語の検定、中国語学習者の中の事実でして、やはり「できる人ができる」その中で自分の語学力を昨日の昨日の自分より伸ばしていくことは大切だなと思います。

 

②個人能力確認:HSK4級対策開始時の私のレベルを確認する

 

 

完全初心者からのよくある質問で「hsk合格するにははどうしたら良いですか?」と聞かれることがあります。

 

結論:遊びに行く時間があるならHSKのサンプル問題を解いてみるべし

過去問を解いたり、中国語の参考書を買って勉強することは自分への良い投資になると思います。

イメージ的にすぐ自分にあったレベルが把握できますし、hsk各級のレベルに触れてみるならば、最強の無料ツールになります。

 

HSKサンプル問題がおすすめな理由

 

hskを受けるならhskのサンプル問題を解くのが定番でして、その中でも「公式hskのサンプル問題」がおすすめな理由は次のとおりです。

 

  • “模試”ではなく“過去問”であるということ
  • 全ての問題に詳しい解説が付いていること
  • 実際に出た問題を解くことができること

 

ざっくりですが、上記のとおりです。

 

③基礎理解:そもそもHSKってなに?

 

 

「hskはどんな資格なの」と聞かれることが多いですが、下記の通りです。

 

中国政府公認資格

HSK漢語水平考試は、中国国家教育部(日本の文部科学省に相当)が実施する、中国語を母国語としない外国人学生、華僑、中国少数民族等の中国語運用能力を測る統一標準化国家試験です。
また、世界共通基準に準拠したグレード設計で、その評価測定基準は英語圏のTOEFLに相当します。

このテストは、1990年2月に専門家による審査を経て、中国国家教育部が認可しました。
翌年から、世界各国で実施されるようになりました。
既に中国国内を含め118ヵ国、875以上の試験会場で実施されています。
世界中で通用する資格です。

 

HSKという資格をざっくり解説すると、「世界中の中国語学習者が受験する中国政府公認の中国語試験」みたいなイメージです。

 

  • HSK高級保持者:中国政府公認という信頼できる中国語検定だからこそ、日本国内の企業の採用条件、昇進や中国現地法人での勤務の条件などとしても活用されています。
  • HSKの成績証明は中国留学の際の基準や就職・転職の際にも活用。
  • 中国語ビザでの加点対象に
  • 中国留学で奨学金対象になる大学も。

 

かなりざっくりな解説ですが、hskは、「中国語の世界的な試験」ですので。高級保持者は中国語のレベルを対外企業などにアピールできます。HSKは世界各国で実施されており、海外でも広く認知されています。そのため中国への赴任者決定の際に参考指標とし、将来的には日本で働く社員の昇格要件にしていく企業もあります。

 

よくある質問:中国語の需要はありますか?

 

この質問はかなり聞かれましたが、結論は「中国語は今後将来で必ず触れることになり、必要となる言語になる」と伝えておきます。

 

 中国語とは

中国語人口が世界一であるという点からも、中国語の需要は高い」あたりです。

 

 中国語学習がおすすめな理由

東南アジアや台湾などでも中国語話者は多く、トータルの中国語話者人口は10億7,500万人とされています。2位の英語話者人口が5億1,400万人。世界中に中華街というものがあり、世界中に華僑がいます。中国語ができるとうことは、華僑たちとコミュニュケーションが取れるということ、日本語の10倍以上の人と意思疎通がはかれるということです。

④学習手順:基礎学習→実践問題

 

 

学習方法の基本は次のとおり。

 

  • (1) 中国語基礎単語、文法を学ぶ
  • (2) 実践サンプル問題を解く、過去問を解く

 

これだけです。 どんな参考書を買っても、どんなスクールに通っても、どんな会社で教育を受けるにしても、流れは上記のとおりになります。

 

大切なので繰り返し書きますが、「(1)基礎学習 → (2)実践問題を解く」という流れです。

 

学習方法の結論:基礎学習→実践問題で自分で解いてみる

 

大切すぎて何度も繰り返し書いていますが、本当にこれだけです。

 

  • 中国語基礎をある程度身につけたい場合 ⇒hsk過去問を解いてみる。どのレベルが自分の現在の語学力で解けるか実感する。
  • 中国語に自信がついてきた場合⇒IQIYなどで中国語映画を見たり、実際に中国人の友人などがいる場合は会話をしてみるというのも語学を勉強するモチベーションにもなりますし、自分のいまの語学力を実感できます。

 

本当にこれだけです。
さらに深掘りして解説しますね。

 

参考書を使ってHSKを学習する方法

基本的には次の手順でOKです。

 

  • まずは1周して読んでみる。理解度は30割程度でOKです。
  • 2週目を読みつつ、hskの実践問題を解いてみる。理解度は5割程度でOKです。
  • さらっと3週目を読みつつ、参考書にある課題や、実践問題を本格的に試験時間に合わせて解いて、解答を読んで理解する。

 

こんな感じです。
さらに具体例をつけつつ深掘りします。

 

参考書を使ってHSKを学習する方法

過去問での基礎学習なら「HSK公式過去問題集」がおすすめです。 そして、学習方法は次の感じでOKです。

 

  • 過去問解きつつ、実際に解答を見なおして理解する。
  • 全問解くと時間が本番並みにかかるので、大問ごとに解いてみて苦手な分野をつぶす。

 

こんな感じです。
過去問を解く場合は「大問ごとに解きながら回答して理解する」みたいな進め方ですね。 さらに、深掘りして解説します。

 

HSK学習教材を使って中国語を学習する方法

有名なHSK学習教材は「HSK公式過去問題集」ですね。

 

  • HSK過去問のとおりに学習を進める
  • なんか難しいな、もしくはリスニングは聞き取れるなとなる
  • 気にせずに問題を解き進める
  • 実際に難しい問題にぶつかったら、必ず自分の力で解いてみてから回答をみて理解する
  • 解答みてもまだちょっと理解不足だなとおもったらググってみる
  • 頑張って問題を解きまくってみる
  • 難しいと感じる大問ごとに重点的に解いて解答をみて理解して知識を吸収していく

こんな感じです。

 

HSK過去問題集って実際に過去に出た問題なので、「なんだか問題解けちゃうな」はたまた「むずかしいな。ちょっとまだ力不足だな」となるときもありますが、とはいえ、結局は基礎文法、単語のインプットと理解は必要なので、個人的には「参考書や過去問題でインプットしつつ実践問題で解く感じでいい気がするなぁ」と思ったりします。

 

しかし、このあたりは個人のレベルや、好みもでてくるので自分なりに色々と試してみるのもいいですね。

 

HSK1~4級 単語トレーニングブック

その次に有名なHSK単語教材は「合格奪取! 新HSK1~4級 単語トレーニングブック」ですね。

 

  • この単語集の特徴⇒「単語の並び順が“ピンイン順”ではなく、“意味別のカテゴリーごと”に掲載されている」ことです。
  • 類義語や対義語、よく組み合わせて使われる語も並べて掲載されています
  • 中国語が赤字で記載してあり、日本語は黒字で覚えるべきところを赤シート付なのでなんども復習しながらインプットできます。

 

HSK4級トレーニングブック[リスニング問題篇]

有名なHSKリスニング教材は「MP3付 合格奪取! 新HSK 4級トレーニングブック リスニング問題編です。

 

  • ポイントは「語彙力」や「常用表現」を克服しつつ、中国語を聞く練習もできるところです。
  • この『トレーニングブック』なら、覚えるべき単語や表現を参考書がきちんと指定してくれます。過去問で出てきた単語をいちいち調べて理解するより、インプットすべき単語を効率よく覚えることができることです。
  • 中国語の単語とその単語を使ったフレーズもあり、実践的な単語の使い方と、リスニングを強化できます。

+ 新規カテゴリーを追加

⑤実践練習:就職 or フリーランス独立

 

 

中国語の基礎学習をしたら、それとセットで「実践」(HSKや、中国語検定試験など)を受けることが大切です。

 

HSKの学習目的はあくまでも自分の中国語能力の肩書き

下記の僕のTweetのとおりです。

 

 

就職 or フリーランス独立の方法とは

就職とフリーランス独立では方法が異なります。
※あくまでも1年弱でHSK5級を取得した自分の立場からの意見です。

 

  • 就職する場合:基本的には、HSK5級以上から履歴書に書ける。ただしこれには条件があって、HSK5級が通用するのは中国とかかわりがちょっとくらいはあるという企業の場合です。
  • 中国語を生かした職業に就きたいと思っているのであればHSK5級以上のレベルが必要です。
  • フリーランスを目指す場合:クラウドワークスにて中国語で絞って検索すると、YouTubeに字幕を付ける案件や、記事を日本語⇒中国語、中国語⇒日本語に訳す案件などがあります。(HSK5級を取得していても、なかなか難易度が高い案件が多いのが実感です)

 

クラウドワークスでの中国語案件の例↓

クラウドワークス

上記の感じです。

 

なお、「いきなりフリーランスと、就職してからのフリーランスだと、どちらがいいですか?」と聞かれることが多いですが、自分の中国語の能力と、将来なにをして食べていきたいかによると思います。

 

中国語がある程度流暢に話せて、文章も書く自信がついたなら、一旦フリーランス独立で翻訳案件を受注してみても良いかもしれません。一人暮らしで生きていくなら副業でフリーで翻訳案件やりつつ、本業は企業に就職して働くスタイルも良いかもしれません。注その際に副業OKな企業なのかどうかの確認も必要になるかもしれません。

 

毎月固定費で数万円くらいなくなるのは、かなりしんどいです。

都会は高いですね。家賃などの固定費は。

 

というわけで以上です。
質問はTwitterから受け付けますので、お気軽にどうぞ。
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